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2007-11-28(Wed)

第18回日本臨床スポーツ医学会学術集会にて

日清製粉グループの日清ファルマ株式会社(社長:中村勝)は、順天堂大学スポーツ健康科学部、順天堂大学医学部と共同で、『サッカー、及びバレーボールにおける、運動後のWGH摂取の効果』の研究結果を2007年11月3日、4日に大分県「別府ビーコンプラザ」で開催された「第18回日本臨床スポーツ医学会学術集会」にて発表いたしました。

この研究に使用した小麦グルテン加水分解物(Wheat Gluten Hydrolysate=WGH)は、小麦の主要タンパクであるグルテンを酵素的に加水分解した食用ペプチドで、機能性アミノ酸であるグルタミンの豊富なタンパクであることから「グルタミンペプチド」とも呼ばれています。WGHには、グルタミン源としての生理機能と、WGHに固有の生理機能が確認されており、トレーニング後のグルタミン・レベルの低下を抑えて、筋肉増強・免疫力維持を図るために、真剣に競技に取り組んでいるアスリートから注目されている機能性食品素材です。

この研究では、サッカー及びバレーボールにおける運動負荷前後の血液生化学的基礎データ収集と、運動負荷後のWGH摂取による遅発性筋損傷軽減作用の検討を目的とし、大学クラブ所属のサッカー部員6名、バレーボール部員7名を対象に行われました。実施された運動負荷はサッカーでは4×4ミニゲーム (ハーフコート)を5分間×6セット行い、バレーボールでは連続スパイク5分+連続レシーブ3分を3セット実施し、運動負荷後にWGHを18グラムを含む被験食品と同量のプラセボ食品(※1)を摂取させました。主要評価項目はクレアチンキナーゼ(CK, ※2)とし、運動負荷前後及び12時間後(翌朝)に一般血液検査、血中グルタミン濃度、健康調査等を行いました。なお、本試験はダブルブラインドクロスオーバー法(※3)により実施しています。

その結果、バレーボールではCK値に顕著な変動が見られませんでしたが、サッカーでは全被験者で、WGHを摂取した場合の方がプラセボ食品摂取の場合よりも、運動負荷12時間後の血中CK値が低く抑えられていることが観察され、サッカー後にWGHを摂取することで、遅発性筋損傷の抑制作用が期待できることが強く示唆されました。

今後も日清ファルマ株式会社では、様々なスポーツ局面におけるWGHの作用を研究して参ります。

また、WGHに関する学術情報は情報サイト『小麦グルテン加水分解物』で提供いたしますので、各種検索サイトにてWGHでご検索ください。


※1:「健康食品を摂取した」という安心感の効果(プラシーボ効果)を排除するため、摂取した食品が、本当に効果があるのかを実験する際に使う、偽の健康食品。

※2:クレアチンキナーゼ(CK; creatine kinase)。CKは本来筋肉の中にある酵素であり、この数値が高いということは、筋肉の細胞がこわれたことを意味する。激しい運動を行ったあとに上昇することが知られている。

※3:どちらが効果のある被験食品で、どちらがプラセボ食品であるか分からないようにして治験を進める方法。二群の各被験者に被験食品とプラセボ食品を時期を互いにずらして投与し、それぞれの結果を集計し評価する試験方法。

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